育てるって難しい
アボカドの水耕栽培を始めた。
前回やったときは12月と真冬だったためか、1ヵ月待っても2ヵ月待ってもうんともすんとも言わず、泣く泣くさようならした。
もう暖かくなってきたしいけるんでないの?と再チャレンジしてみた次第。毎日水を変えて「早く根が出ないかな~」と愛でている。暗いなんて言わないで。
1ヵ月もすると根が出て、次に芽がにょきにょきと出てくるそう。育ったら植木鉢に植えてあげるとさらに大きくなるみたい。そこまで私のアボカドへの興味が続くだろうか。
ダイソーでベビーリーフとブロッコリースプラウトの種も買ってきた。こちらはまだ植えていないが、初心者でも簡単に育てられるそう。何より食べられるというのがいいよね。どっちも買うと高いし。
そもそも植物を育てることに向いていない。
中学のころ植物園で買ったミニサボテンでさえ枯らしてしまった。過酷な状況下でも生きていけるサボテンも、何か月も水をあげないと枯れてしまうんだな、と反省した。
社会人になって彼氏から引越し祝いにもらった観葉植物は、植木鉢を落として割ってしまい、植え替えしたがうまく根が張れなかったのか枯れてしまった。貰い物だと余計に申し訳ない。今の家に引っ越すときに、夫は懲りずに観葉植物を買った。3年たったが、まだ元気である。
向いていないが、好きではある。
育つと嬉しいし、元気がなくなるとどうしたのかと心配になる。
ただいかんせん、優先順位が低い。
毎日の雑事をこなしているとあっという間に時は過ぎ、気が付くと植物が枯れている。
我が家で唯一元気な植物は、パキラ。パキちゃんと呼んでいる。水をまとめて入れておけばパキちゃんの方で徐々に吸い上げてくれて、水が空になったらまた入れるというタイプの鉢植えなので、ズボラな私でも枯らさないで済んでいる。
パキちゃんを見ながら、「人間育ててると、植物育てるのが簡単に思えてくる…」と呟いた私に、夫がサボテンをプレゼントしようとしている。
…まだ、私には早いかも。