よこしまな日記

凡人なりに楽しい毎日

我が子の胃袋ブラックホール

我が家の赤ちゃんはよく食べる。

毎食後、食べ終わるとまだ食べている親の食事を指差して、自分も食べたいと要求する。赤ちゃんには味の濃いものだったり、すでに箸をつけてしまったりして分けてあげられないと、泣く。ものすごく泣く。普段は転んだ時や寝起きに少し泣くくらいで、比較的泣くことの少ない赤ちゃんだけど、こと食に関しては強い執着を持っていてよく感情を爆発させる。

量が足りないのかな?と少し増やしてもダメ。離乳食はそれぞれの月齢に合わせた適正量がある。もちろん、赤ちゃんによって食べる量に差はあるのであくまでも目安なのだけど、1歳から1歳6ヶ月ごろの目安量よりはるかに多い食事をパクパクと口に放り込む我が子を見ていると心配になってくる。

早食いの傾向があるので、満腹感が得にくいのかもしれない。食べ物の硬さを変えてみよう。

彩り豊かな食材を星形にくり抜いたり、目でも楽しめるようにしてみよう。

しっかり咀嚼ができるように、こまめに声かけをしてみよう。

全部やった。全然効果がなかった。

まあ食べないよりはいいかと諦めていたある日、Eテレの某幼児向け番組を見ていた赤ちゃんが、エンディングが流れ始めた瞬間「ふぇーん…」とぐずり始めたのを見て思った。

もしかしたら我が子は食事が足りないから泣いていたのではなく、食事が終わってしまうことが悲しくて泣いていたのでは…?

終わることを悲しいと感じられる感情の発達なのでは…?

なるほど。それならどれだけ追加で食べ物をあげても、食べ終わった瞬間に泣き出すのも理解できる。そうか、赤ちゃんの成長だったのか。すごいね〜〜さすが1歳児だね〜〜

そんな感慨に耽っていたのも束の間、今日の夕食後キッチンに1人で入って、赤ちゃん用のパンを探し当てむしゃむしゃと食べ始めたのでやっぱり足りてないみたいです。